プロ野球パ・リーグにとってのクライマックスシリーズ
今では当たり前となっているプロ野球のクライマックスシリーズは、ペナントレースにおいて優勝チーム決定後の消化試合をなるべく減らす目的のために導入されました。
もともとはパ・リーグのみ、2004年から試験的に導入され、その後2007年からはセ・リーグでも導入され、今の形式になっています。
プロ野球のクライマックスシリーズの中でも、特にパ・リーグの歴史は見所が多く、今でも語り草として存在する試合が多数あります。代表的なものとしては、導入初年度の2004年と2005年は、ペナントレース一位通過チームがいずれも破れる結果になったことや、2010年において、ペナントレースでは3位だった千葉ロッテマリーンズが、最終的には日本一に輝いたことなどが挙げられます。
導入当初は、一位のチームが通過できない可能性があるのは可哀想とか、調整が難しいため選手により大きな負担がかかるなどの批判がありました。
結果的には多くのドラマや記録が誕生したり、レギュラーシーズンでの優勝は狙えなくても、とりあえずは3位までに食い込むことを目標にできるためモチベーションの管理が出来たりするなど、多くのメリットや効果をもたらしています。